前日のレッツスピーク

[はてなDUO]

I'm so absorbed in this essay that I didn't realize anyone was standing in the doorway.
このエッセイを読みふけっていたから、ドアのところに誰かが立ってるって気づかなかったの。

"absorb"の"s"の音は、番組の中ではにごっていました。辞書で見ると、無声音、有声音、どちらともあるみたい。
いわゆる"so..that"の文です。"that"の前後で文を2つに分けるとすると、後半部の「気づかなかった」ということは聞き手がうすうす知っていることであるのに対し、前半部の「エッセイを読みふけっていた」ということは聞き手にとっての新情報です。
「とても…だったので、〜でき(し)なかった」という訳語を杓子定規に教え込まれますが、この発想でいくと、後半部に力点があって、そこまで先に考えてからしか前半部を言い出せないように僕には感じられます。まず、ぽんっと前半部を口にして、付加的に"that"以下を添える方が英語のニュアンスに即しているのではないか、と個人的に思います。
"doorway"は「出入り口」の意ですが、その前置詞は"in"になっています。ドアの開閉は180度の軌道を描きますが、そういうイメージなのかな。

We must have taken a wrong turn somewhere.
僕たちどこか間違った所で曲がったに違いないよ。

"must"には過去形がないので、"must have [過去分詞]"で表現されます。過去の時点で、ある事実が起こったのではないか、と強い調子で推測するときに使うようです。
"take a wrong turn"とか、自分ではなかなか出てこない。"take"の使い方が苦手。
さあ、発音してみましょう。