おみくじの内容を検討する

僕は神社へ行くと必ずおみくじを引く(賽銭はほとんど投げないけど)。一つは確率論的なスリルを満たすため、もう一つはおみくじ作者のもつ人間的洞察に触れるため。2つのどちらに比重があるかは、おみくじを引く人によると思うが、後者の観点から現在の自己をチェックすることは、なかなか意味深げな認識と作用を一時的に僕に与えてくれる。たとえばこの前引いたおみくじにはこんなのがあった。「学問 危うし全力を尽くせ」。

さて、今回の筥崎宮のおみくじ(中吉)で気になる項目に相づちを打ってみようという試み。
まず冒頭にこのような文句が。

人の幸福を喜べる心が自分の幸福を生むのである。

むむ、いきなり重い。自分が人にやってあげたことを何らかの形で回収しようとする意識より、自分の助けを歓迎しているその人の喜びにシンクロしよう、というふうに解釈する。

運勢 諸事進み功を遂げ業務繁栄 漸進吉、急進不可

そうそう、急進不可なんですよね、今は。

願望 功を急ぐな 有力者に頼って利

うっ、有力者が周りにいない。(笑

恋愛 焦るな 落ち着いて気長にかかれ

やっぱりですか。

学問 好成績 安心禁物

前回と妙に一貫性があるなぁ。
筥崎宮のおみくじはちょっと淡白だな、と思う。項目を下るごとに記述がどんどん短くなっていく。最後の項目なんて2文字。読み進めるにつれて愛想がなくなっていくような…。